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Showing posts from 2011
Tokyo Art Book Fair
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Tokyo Art Book Fairの会場となった3331 Art Chiyodaは、もの凄い熱気と会場の暑さでじっくり見てまわることもできずにバテてしまった。 How to Make a Book with Steidl ドイツにある出版社のシュタイデルを追いかけたドキュメンタリー。たとえばジョエル・スタンフィールドが、iPhoneで撮ったドバイのショッピングモールの写真をどういうかたちの本にするか優柔不断気味にシュタイデルに相談してそれに力強く答えるやり取りや、シャネルのショーに赴きカール・ラガーフェルトにお伺いするどこか場違いな様子や、どこか中東のお金持ちの注文にゴマをするみたいなシーンは中小企業のオヤジっぽくて憎めない。 シュタイデルのおっさんは、完成した本をスーツケースに入れるのにパッキングできずにベルトを切っちゃうところや、打ち合わせで胸ポケットにペンを逆さまに入れちゃって服に染みをつけるあたりとか、なぜか全色のiPod miniを揃えて飛行機に乗って機内サービスのクラッカーを並べるあたりとか、そういう人の癖が出ているシーンが特に印象的でおもしろかった。
massive life flow
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マルタンマルジェラの2階に出来たgallery kokoというスペースで"massive life flow"と題した渋谷慶一郎の制作過程そのものを見せる展示はustreamで配信しててBGMのようにチラ観したり、ライブやコンサートと違ってなんだかサークルの部室にちょっとお邪魔するような感覚で新鮮だった。 オープニングのTeam Galleryのグループ展ではRyan McGinleyらの写真を飾る壁を斜めに配置してて 光の案配 が印象的で、今回はピアノの大屋根のように天井から吊してある大きな鏡がピアノを弾く手元の動きを眺めること出来る仕掛けになっていて重松象平の空間構成がおもしろかった。 ちょうどお邪魔した時に即興で弾いたピアノのフレーズをDSDで録音してムジークのスピーカーで鳴らした音がすごくよくてビックリした。
シャッフル@白金アートコンプレックス
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白金アートコンプレックスの全館でそれぞれのギャラリーの作品をシャッフルして展示する企画展。 1F児玉画廊のテーマは ELEMENTS 室町時代の根来と貴志真生也のオブジェクトの組み合わせ。 2Fナンズカのテーマは CHAOS エレベータのドアが開いたら、これでもかと顔・顔・顔という感じで圧倒。 左から本堀雄二の段ボールの小さい仏像、四谷シモンの人形、鬼神系っぽい能面、佃弘樹のマスク、貴志真生也の顔をイメージしたオブジェクト 壁際には田名綱敬一のKANNOOONが鎮座していた。 3F山本現代のテーマは ENERGY 中央に置いてあった愛染明王像や奥で投影していた小谷元彦の血で作ったシャボン玉のムービーよりも、入口に置いている田中圭介の作品が檜の香りが立ってエネルギーを感じて印象的。 4FのLondon galleryのテーマは universe 地蔵菩薩像と田中秀和の絵。 長谷川等伯の屏風と本堀雄二の不動明王像をモチーフとした段ボールの仏像。段ボールの仏像はかなり見応えあり。