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Showing posts from 2017

世界のブックデザイン 2016-17 feat.21世紀チェコのブックデザイン

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毎年秋はTABFで冬に印刷博物館にて世界のブックデザイン。昨年の日本、ドイツ、オランダ、スイス、カナダ、中国、チェコの「世界で最も美しい本コンクール」入選図書から手にとって気になった本を覚え書き。 TAKING STOCK OF POWER AN OTHER VIEW OF THE BERLIN WALL EXHIBITION AND BOOK BY ANNETT GRÖSCHNER AND ARWED MESSMER http://inventarisierung-der-macht.de/   Taking Stock of Power — Arwed Messmer ベルリンの壁を東ドイツ側から見るとどうだったのかを垣間見れる、国境警備隊や見張り台などの写真のタイポロジーの具合がさすがドイツらしい分厚い2冊。 Imagining Uplands: John Olmsted’s Masterpiece of Residential Design Relations on Ungava Bay: An Illustrated History of Inuit, Naskapi, and Eurocanadian Interaction, 1800-1970 Out of Syria, inside Facebook 造本に凝らないかんじでサクッとまとめているところが印象に残る。 チベット地区民間所蔵チベット文字貴重文献叢書 造本に凝りまくって小口側の文様や入れ物までアートピースな感じ。 ウィリアム・ホガース “描かれた道徳”の分析 日本からは見逃しがちな図録。図版解説に蝋引き紙を重ねてブラウザでマウスオーバーするようにみれるのいいね。

mika tajima "toucheless"

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Takahiro Iwasaki "Light is made of Stars"

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Tectonic Model (Kein Licht) Out of Disorder  Out of Disorder 

Akira Yamaguchi "Horse Stable 2016"

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tokyo art book fair 2017

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This year, the event will be held at Terada Warehouse in Tennozu. I wonder if they invited TABF by inviting an art complex to push Tennozu.  As the number of visitors and exhibitors increases, the space between the booths should be as large as this Terada Warehouse, rather than the art school building in Jingu Gaien until last year. If it's going to be held at the same place next year, I wonder if it would be a good idea to disperse the special exhibition to the BC building of the board walk where there was a food booth. The riverside of Tennozu is nice. The exhibition is a book design work by Tadanori Yokoo. I felt it when I reconsidered Japanese Expanded Cinema Revisited  in topmuseum these days, but it is amazing that the active feeling of Yokoo Tadanori has continued for more than half a century. Shūzō Azuchi Gulliver, Cinematic Illumination, 1968-69 As for the guest country, curators from China, Korea, Taiwan, and Singapore chose this hotel in Asia, and

Yuji Honbori "Yakushido"

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本堀雄二 " 薬師堂" 

ikeda manabu "rebirth"

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Rafael rozendaal - Convenient

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田中:それをジャカード織りに変換したということですね。興味深いのはラファエルのメディウムの見つけかたです。こうしたマテリアルにはどうやって出会うのでしょうか。積極的に探して見つけたのか、それとも日々の活動を通して気付くのでしょうか? ラファエル:テキスタイルというものが、まるでコンピューティングのように作られているという理由が第一にあります。最初にその面白さを知ったのは、アーティストレジデンスでトルコに行った時に、ローカルな織物職人のところを巡ったときでした。彼らの生み出す織り目が、まるでピクセルのようだったんです。 もともとテキスタイルは18世紀まで人の手で作られていましたが、19世紀初頭にパンチカードを用いるジャガード織り機が誕生します。これがコンピュータの原型でもあったという話は有名ですね。オルゴールがパンチカードの情報から音を奏でるように、ジャガード織りも0と1だけで構成された情報から、非常に複雑なパターンを編み出すことができる。こうしたプログラムのアイデアがやがてコンピューターへと発展していったんです。そうしたデジタル手法を介することで、アーティストの思惑が介在しないアウトプットに達するという結果に興味がありました。 田中:なるほど、ただ各コンポジションの色の選定はラファエル自身が選んだものでもありますよね。 ラファエル:色はひとつの作品に最大5つと決めました。それもプログラム上でランダムに選んでいるのですが、そのままだとコントラストがはっきりしないので、最もコントラストが生まれるような配色だけは私が決めています。 「インターネットは移ろいゆく無常の自然」 ラファエル・ローゼンダール×田中良治

yanagimoto koichi - archivist's vision

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「柳本浩市展 アーキヴィスト - 柳本さんが残してくれたもの」  @   自由が丘 six factory 今回の展示で閲覧できた柳本さんの膨大なスクラップブックの一部は、以前にも SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSの 自炊展や代官山蔦屋の オリンピックデザインアーカイブの 展示で手にとって見る機会があって、 ファイリングされたデータは Pinterest でみれるけど、 実際にスクラップブックの棚から手に取ってみるところ が気づきが得られておもしろい。 未整理の収集物のコーナーは、これからアーカイブするために箱に詰め込んでいたモノをアトランダムにキューに入れていた状態をただ並べただけで、何があるのかソートしながら見てるとコンビニやスーパーよりなぜかダイソーの商品構成を連想してしまう。 やはり アーカイブする前段のクローラーの具合が肝だな。

Handa Masanori " TOKYO PALACE"

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Djordje Ozbolt、高木こずえ

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Djordje Ozbolt For better or worse αM 鏡と穴-彫刻と写真の界面 高木こずえ 

Stephanie Quayle " Urban Jungle"

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Tomoo Gokita "Holy Cow"

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SEITEI 〜 渡辺省亭 蘇る!孤高の神絵師

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牡丹に蝶の図 (部分) 月夜に木菟の図 (部分) 四季の花鳥の図 春の部(部分) 時鳥図(部分) 渡辺省亭を加島美術で前期後期二度見。 小学館の日本美術全集で山下さんが一押ししていた省亭。ポスターでメインヴィジュアルに使われた牡丹に蝶の図は、たしかに花びらの落ちるあたりがグッとくるなという感じ。月夜に木菟の図は、ちょうどアップルストアから加島美術へ行く道すがら銀座のフクロウカフェの人が肩にフクロウを載せてカフェを宣伝していたところに出くわしたこともあって、実物のフクロウと絵を比較することもできてなるほど、と。 知らなかった作家の花鳥画を間近でみれて、省亭はいろんな鳥を描いているけど、若冲は鶏だが省亭は雀が一番よかった。前期にみれた雪と鴨の合わせた絵や一つだけ写真NGだった郡雀之図がよかった。