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Tokyo Art Book Fair

Tokyo Art Book Fairの会場となった3331 Art Chiyodaは、もの凄い熱気と会場の暑さでじっくり見てまわることもできずにバテてしまった。


How to Make a Book with Steidl

ドイツにある出版社のシュタイデルを追いかけたドキュメンタリー。たとえばジョエル・スタンフィールドが、iPhoneで撮ったドバイのショッピングモールの写真をどういうかたちの本にするか優柔不断気味にシュタイデルに相談してそれに力強く答えるやり取りや、シャネルのショーに赴きカール・ラガーフェルトにお伺いするどこか場違いな様子や、どこか中東のお金持ちの注文にゴマをするみたいなシーンは中小企業のオヤジっぽくて憎めない。

シュタイデルのおっさんは、完成した本をスーツケースに入れるのにパッキングできずにベルトを切っちゃうところや、打ち合わせで胸ポケットにペンを逆さまに入れちゃって服に染みをつけるあたりとか、なぜか全色のiPod miniを揃えて飛行機に乗って機内サービスのクラッカーを並べるあたりとか、そういう人の癖が出ているシーンが特に印象的でおもしろかった。

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tokyo art book fair 2017

yanagimoto koichi - archivist's vision

「柳本浩市展 アーキヴィスト - 柳本さんが残してくれたもの」 @  自由が丘 six factory

今回の展示で閲覧できた柳本さんの膨大なスクラップブックの一部は、以前にもSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSの自炊展や代官山蔦屋のオリンピックデザインアーカイブの展示で手にとって見る機会があって、ファイリングされたデータはPinterestでみれるけど、実際にスクラップブックの棚から手に取ってみるところが気づきが得られておもしろい。

未整理の収集物のコーナーは、これからアーカイブするために箱に詰め込んでいたモノをアトランダムにキューに入れていた状態をただ並べただけで、何があるのかソートしながら見てるとコンビニやスーパーよりなぜかダイソーの商品構成を連想してしまう。やはりアーカイブする前段のクローラーの具合が肝だな。

Rafael rozendaal Convenient

田中:それをジャカード織りに変換したということですね。興味深いのはラファエルのメディウムの見つけかたです。こうしたマテリアルにはどうやって出会うのでしょうか。積極的に探して見つけたのか、それとも日々の活動を通して気付くのでしょうか?
ラファエル:テキスタイルというものが、まるでコンピューティングのように作られているという理由が第一にあります。最初にその面白さを知ったのは、アーティストレジデンスでトルコに行った時に、ローカルな織物職人のところを巡ったときでした。彼らの生み出す織り目が、まるでピクセルのようだったんです。
もともとテキスタイルは18世紀まで人の手で作られていましたが、19世紀初頭にパンチカードを用いるジャガード織り機が誕生します。これがコンピュータの原型でもあったという話は有名ですね。オルゴールがパンチカードの情報から音を奏でるように、ジャガード織りも0と1だけで構成された情報から、非常に複雑なパターンを編み出すことができる。こうしたプログラムのアイデアがやがてコンピューターへと発展していったんです。そうしたデジタル手法を介することで、アーティストの思惑が介在しないアウトプットに達するという結果に興味がありました。
田中:なるほど、ただ各コンポジションの色の選定はラファエル自身が選んだものでもありますよね。
ラファエル:色はひとつの作品に最大5つと決めました。それもプログラム上でランダムに選んでいるのですが、そのままだとコントラストがはっきりしないので、最もコントラストが生まれるような配色だけは私が決めています。「インターネットは移ろいゆく無常の自然」 ラファエル・ローゼンダール×田中良治