Taiji Matsue Minoru Fujimoto Shota Yamauchi Okamoto ellie
東京都写真美術館でmakietaCCとTARONASUでmakietaTYOと松江泰治の写真尽くし。今回の図録はmakietaシリーズとCCシリーズのどちらなのかページをめくっていると混ざり具合がわからなくなってくる大きさの造本が絶妙でいい感じ。
makietaはポーランド語で模型ということは英語でいうmodelなのかなと、他の国の言葉だとなんていうんだろうとeducalingoでくらべてみると英語やフランス語のmaquetteやイタリア語のmacchiettaに相当して、イタリア語に含まれている風刺のようなニュアンスは、松江泰治へのインタビューで語られる実際と模型を並べて写真だと一瞬それを感じさせないユーモアに近しい感じもあるのか。
―街(=「CC」)を撮るのと模型(=「makieta」)を撮るのでは、感覚は違うものなのでしょうか。
ビューとしては同じに撮っているが、技法としては全く違います。まず、模型は置いてある環境が撮影に適しているとは限らないので、光の少ない中で細かい模型の全体にピントを合わせてぶれないように撮るだけでも非常に大変。リアルな街のほうが外光などに影響を受けたり、不確定要素が多いので撮りにくいのではとよく聞かれるが、むしろ逆だね。模型「makieta」はマクロ撮影の技法で、無限遠の風景「CC」よりピント合わせが遥かに難しい。模型を撮るのも、街を撮るのも感覚は同じ。世界を旅して街を撮り、模型も撮る。博物館の模型もテーマパークの野外模型も、なるべく多く収集し、その中から厳選して作品を構成します。
藤本実のHumanazied Light
ムービングライトの動きを映えるように撮ろうとすると横からになってしまうけど、実際に光の動きへ向かって正面から真下に進むとたしかに巨人の足元にいるような感覚は味わえた。
しかに巨人の足元にいるような感覚は味わえた。
山内祥太《舞姫》@ terreda art award 2021
モーションキャプチャセンサーをダンサーの体と映像に同期する服へ二枚重ねにつけているところがおもしろさのミソというか。
ただ石上と違って、山内は慣性式モーションキャプチャのメカニズム上、生じうる狂いというものをパタパタと折れ曲がるあのスーツを選択することであえて誘発しているようにみえた。昔見ていたトランジスタテレビの画面の歪みみたいなものを思い出す。あれも、アンテナの動きによって誘発されるものだ。
— 🎍す_________ー_________う (@sourd) December 22, 2021