Crosswalk
信号機の話題が R25の記事 で取りあげられていた。秋田道夫氏がデザインしたLED式の薄型信号機は、すでに都内ではあちらこちら見かけるようになった。信号機なんて大して変わり映えしないと思っていたけれど、薄型に見慣れると旧式はごつく視界を占有するんだな、とわかっておもしろい。 どうやらLED式の薄型信号機にも種類があるようで、銀座三越前でやっていた歩行者信号音の実験で一時的に設置されていたカウントダウン式のモデルと同じような種類はあまり見かけない。秋田氏のデザインした信号機を製造している 信号電材 という会社の中の人のブログを読んでいたら、LEDの色が違う感じでうろ覚えだけれども銀座の時と 同じタイプのモデルの写真 があった。ボクはこのカウントダウン式のモデルが気に入っているので増えると嬉しい。 信号機の例をとっても見慣れた風景の中でも無意識に五感が受ける情報のカタチはいくらでも改善できるものだな。銀座の実験は終わってしまったけれど、現在新横浜北口の新横浜国際ホテル前で同様の実験をやっているみたい。視覚ばかりでなく聴覚でも改善できるのかどうか、信号音の実験も試してみるとおもしろいと思う。 で、巡回していたら有機ELキーボードOptimusでお馴染みのロシアのArt.Lebedev Studioから、 Luxofor という信号機とAirCrosswalkという横断歩道のデザインコンセプトモデルを engadgetの記事 が取りあげていた。ふむふむ。Luxoforは庇や襟の角張った無骨さがOptimusにテイストが似ている彼ららしい信号機に仕上がっている。でも若干ガンダムを連想させるしゴツいから、やはり 余計な主張しない 秋田氏のアイデアで角のない一体型のデザインで、ボクの好みはもう少し現行の黒縁アルミニウムのiMacっぽい感じのテイストの信号機をみてみたいな。 一方、 AirCrosswalk はおもしろくなる可能性が大きいアイデアかもしれない。このように暗闇でも横断歩道を注視させるような作り込みや Virtual Wall のようなアイデアもアリだし、またf-shinさんが tweetしていた ような、 この道は歩道がないので、アクセル踏んでも20km/hしかでません といった状況を車間距離自動制御システムのような感じで道路環境からアプローチできたらどうな...